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分類してみよう
STEP2 ショウジョウバエの中のどの種かを調べる

ショウジョウバエ科のハエを採集できていたら、次はどの種かを調べてみましょう!
ここでは、分類の方法として
・2分岐方式の検索表
・翅脈パターンを用いた種分類の試み
・マトリクス方式の検索システム
の3つをご紹介します。 

2分岐検索表は分類の指標になる形質を2択形式で並べた表です。
検索表の指示の順番にショウジョウバエを観察することで分類することができます。
2分岐方式の検索表


翅脈パターンを用いた種分類の試みは、翅画像を撮影し専用のWebアプリケーションで
翅脈の交点をクリックすることでショウジョウバエの種を調べるシステムです。
現在、東京の多摩地区で採集することができる、主な16種を分類することが
可能です。翅だけを使うため昆虫の観察に慣れていない人でも簡単にできます。
翅を用いた検索システム


マトリクス方式の検索システムは、分類の指標となる形質の中で、
任意の形質から判定していくことができます。
2分岐検索表では1度判断を間違えてしまうと正しい分類ができませんが
マトリクス方式では多少の間違いをしても正解にたどりつくことができます。
マトリクス方式の検索システム
(北海道大学で作製されたのデータベースです。)


Taxonomic information database for world species of Drosophilidae,
maintained by Masanori J. Toda
DrosWLD
The classification of subfamilies, tribes, genera and subgenera is
based on Yassin (2013).
Data and abbreviations on distribution and types are based mostly
on Brake and Baechli (2008).