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[2C2] Eco-Devo-Evo(生態−発生−進化)
進化学の新たなトレンド

Ecology, Development and Evolution - New trends in Evolutionary Biology -
種別 ワークショップ
企画者 三浦徹・青木誠志郎(東大・総合文化)
cmiu@mail.ecc.u-tokyo.ac.jp, saoki@bio.c.u-tokyo.ac.jp
趣旨 近年,進化発生学(Devo-Evo)は進化学の大きなトレンドとして発展し,幾つかの新しいジャーナルも出来,研究者数も増加している.発生上のマーカーを用いた比較によりボディープランの進化など,多くの生物群での研究が行われつつある.また一方で,これまでショウジョウバエやマウスなどの実験生物でしか行われることのなかった分子生物学的研究も幅広い生物群に応用する研究者が現れてきた.そして,ミクロ生物学では研究対象として扱われて来なかった生態学的に重要な形質(適応形質)の発生メカニズムなどの研究も行われてきている.また逆に,適応形質を形成する至近メカニズムの進化こそが,形質進化の本質と言うことも可能であろう.ゲノムプロジェクトが多くの生物種で行われつつあることとも相まって,今後こういった幅広い生物現象を視野に入れた研究分野がよりいっそう盛んになり,また重要視されてくるものと予想される.本シンポジウム(ワークショップ)では,このような視点で研究を行っている数名の講演者に話題を提供してもらい,研究者間の情報交換と,この分野の進展について議論を行いたい.



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