[戻る]

[2M4] 形態測定学夏の学校−見ればわかる!「かたち」の数理(4)

種別 講義4:モデルベースの理論形態学/総括
講師 講師:生形貴男(静岡大学理学部)+三中信宏(農業環境技術研究所)
趣旨  1960年代に古生物学で生まれた理論形態学(theoretical morphology)は、明示的な数理モデルに基づく形態の記述と比較のための方法論として発展してきた。理論形態モデルは、単純な数学的規則性を有した形態の解析に有用で、実際に見られる形態のみならず、発見されていない形態変異をも解析の対象に含めることが出来る。講義では、まず、理論形態モデルの一般的性質と限界、パラメータの設定に関する諸問題、理論形態パラメータの統計的性質などを論じる。その上で、具体的なモデルを取り上げてその方法について解説し、パソコンを用いたデモンストレーションや実習を通じてパラメータの値とモデルの形状との関係を見る。最後に、計測からのパラメータ推定とその誤差評価について触れる。この講義では、モデルの定義の数学的厳密さには拘らず、むしろモデルを描く手続きを視覚的に示す。なお、デモ用のプログラムを当日配布する予定。
 最後に、「夏の学校」全体の締めくくりとして、ツールとしての形態測定学との付き合い方、今後の修業のあり方について総括したい。

「満員御礼」&「空席なし」となりました.どうもありがとうございました.
※「キャンセル待ち」したいという方はお申し出ください.たとえ参加できなくても受講生メーリングリストへの登録はいつでも受付けています.



戻る