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[3A1] 古細菌研究から見えてくる生命初期進化の道筋、遺伝子進化と水平伝播

種別 シンポジウム
提案者 河原林裕(独・産総研)、山岸明彦(東京薬科大学・生命科学)
趣旨 古細菌(アーキア)は細菌と真核生物の特徴を併せ持つことから、各微生物間の進化系統を考える場合に非常にユニークな存在である。さらに古細菌の中には好熱性を有するものが幾つも存在する事から、個々の遺伝子・酵素・蛋白質の進化過程を研究する上で貴重な材料だと思われる。さらに幾つかの古細菌に関しては、ゲノムの全塩基配列が既に決定されている。それらのゲノム情報の比較解析から、個々の遺伝子の進化の他に遺伝子の水平伝播も現在地球上に存在する古細菌を形作る上で重要な役割を果たして来ていたことが判ってきている。そこで、本シンポジウムでは、ゲノム情報に基づく複製系・耐熱性・系統関係に関する話題と遺伝子の水平伝播による進化への寄与に関する話題を、それぞれの専門家の方から提供して貰うことで、今後の進化研究に寄与していきたい。

予定講演者の氏名、所属、タイトル