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[3E4] 生物学的実体とその階層構造

種別 ワークショップ
企画責任者 中島敏幸(愛媛大学理学部生物地球圏科学科)
趣旨 生物学には、細胞、個体、個体群、群集(生態系)、或いは、遺伝子、集団、ディーム、種といった様々な実体概念が存在する。これら生物学的実体の意味を明確にし、その階層構造(空間的・時間的スケール)を理解することは、進化を研究するうえで欠かせない。しかし、そもそも生物界がどのような階層構造を持っているのかということは理論生物学者の間でも統一されていない。本ワークショップでは、これら様々な生物学的実体概念が一体何を意味しており、それらがどのような階層的組織を形成しているのか、またそれがいかに進化したのか、等の問題に焦点を当てる。以下の話題及びそれに関連する広範な問題について議論するラウンドテーブルとして、ワークショップを提案する。(1)基礎論:生命システム、或いは生物学的実体とはいったい何か、それが階層構造を作るとは一体どういうことかという問題を、オートポイエーシス等の生命システム論からアプローチする。(2)従来から議論の多い問題として、種の実在性と生態系の階層性等の問題に関して、具体的事例を取り上げて議論する。

予定講演者の氏名、所属、タイトル




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