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公開講演会(日本進化学会・日本分類学会連合共催)

「生物多様性研究−世界のフィールドからー」

現在の地球上には200万種の生物が生存すると認められ,未知種を含めると2億種にのぼるという推計もある.このような生物多様性は,生命の誕生以来40億年にわたって連綿と続けられた生物進化の現時点での断面である.長い進化の歴史の中で,原核生物が起源し,それから真核生物が現れ,さらに陸上生物が進化し,現在に至った.その結果,ヒトを含む多様な生物はさまざまな生物圏で,環境と多様なかかわりをもちながら生息・生育するようになった.今日の生物多様性はどのように形づくられたのか,そして維持されているのか.一方,人間活動からくる人為的影響によって生物多様性が急速に損なわれれつつあり,生物多様性研究は緊急を要する分野でもある.生物多様性の研究は日本を含む世界の各地で進められている.本講演会では,地球上の陸域,水域で進化した生物について,いくつかの地域で行われているフィールド研究を紹介する.

予定講演者の氏名、所属、タイトル




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