S-06: 複合適応形質進化の遺伝子基盤解明

8/22 9:00-12:00 場所:Room 3
企画者:長谷部光泰(基礎生物学研究所)
使用言語:日本語

概要

    複合適応形質、すなわち、複数の形質進化が積み重なることによりはじめて適応的となり、未完成な段階では適応的でなく、かえって生存に不利な形質はどのように進化するのでしょうか。近年、ゲノム生物学の進展に伴い、複合適応形質を制御する遺伝子系が明らかとなり、複合適応形質がどのように進化するのかが少しずつわかってきました。さまざまな生物で見られる複合適応形質進化の分子機構の最新の成果を聞きながら、どんな共通のメカニズムが存在するのかを考えていきたいと思います。
講演スケジュール 8/22 9:00-12:00 Room3
  • 9:00-9:18 長谷部光泰(基礎生物学研究所)
    はじめに・食虫植物はどのように進化しえたか
  • 9:18-9:36倉谷滋(理化学研究所 倉谷形態進化研究室)
    進化的新機軸としてのカメの甲
  • 9:36-9:54 ○嶋田透1、木内隆史1、王華兵1,4、山野峻1、平松佑介1、川本宗孝1、勝間進1、 門田幸二1、藤井告2、鈴木穣3、菅野純夫3(1東大・院農、2九大・院農、3東大・ 院新領域、4現浙江大)
    昆虫の寄主植物への適応に関わる遺伝子群とその進化
  • 9:54-10:12深津武馬(産業技術総合研究所)
    共生による適応形質の進化
  • 10:12-10:30 ○藤田浩徳1、青木誠志郎2、川口正代司13(1基生研、2東大院総合文化、院理、 3総研大)
    根粒共生系における進化ダイナミクスモデル
  • 10:30-10:48黄川田隆洋(生物研・昆虫機能)
    干からびても死なない秘密 —ネムリユスリカの 乾燥耐性の進化—
  • 10:48-11:06新美輝幸(基生研・進化発生)
    doublesex遺伝子で探る甲虫の形態的雌雄差
  • 11:06-11:24 ○藤原晴彦、飯島択郎、西川英輝(東大・院新領域)
    シロオビアゲハのベイツ型擬態 の分子機構
  • 11:24-11:42 ○二階堂雅人1、岡田典弘2(1東工大・院生命、2国際科学振興財団)
    収斂進化の分子機構:シクリッドを題材にして
  • 11:42-12:00長谷部光泰(基礎生物学研究所)
    複合適応形質進化の共通性と多様性

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