W-02: 大規模配列解析が明らかにするウイルスと進化

8/20 14:10-16:10 会場:Room 2
企画者:中川草(東海大学)・鈴木善幸(名古屋市立大学)
使用言語:日本語

概要

    近年のシーケンス技術の大規模な発展はウイルス進化研究にも大きな影響を与え続けている。様々なウイルスのゲノム・トランスクリプトームシーケンスが進み、宿主免疫系との相互作用によるエスケープ変異や、その一方で進化的に全く変化しないアミノ酸サイトの同定などが大規模配列を用いて精緻に解析 ES/iPS 細胞の分化への関与が明らかになった。加えて集団を解析するマーカーとしての応用の可能性も示唆された。本シンポジウムではウイルスと進化の関係を解明する研究者の方々に講演いただき、その知見をふまえてウイルスと進化の関係について参加者と議論していきたい。
講演スケジュール 8/20 14:10-16:10 Room2
  • 14:10-14:30 小島健司1,2,3(1東大・院新領域、2東大・医科研、3GIRI)
    ワニゲノム解読から 明らかになった内在性レトロウイルスの多様性
  • 14:30-14:50 下出紗弓(京大・ウイルス研)
    ネコの旅路を内在性レトロウイルスから探る
  • 14:50-15:10 ○上田真保子1、中川草1,2(1 東海大学 マイクロ・ナノ研究開発センター、2 東 海大学 医学部 基礎医学系)
    内在性ウイルス由来の配列のゲノム進化解析
  • 15:10-15:30 小林由紀(1日大・生物資源)
    ボルナウイルス由来エレメントの機能獲得メカニズム
  • 15:30-15:50 ○吉川 禄助1、泉 泰輔1、山田 英里1、中野 雄介1、任 鳳蓉2、宮沢 孝 幸1、佐藤 佳1、小柳 義夫1(1京大・ウイルス研、2東京医科歯科大)
    動物レンチウイルスからみるウイルスと宿主の共進化
  • 15:50-16:10 和田佳子1,2、岩崎裕貴1、磯田大典3、金谷重彦2、和田健之介1, ○池村淑道1 (1長浜バイオ大・バイオサイエンス、 2奈良先端大・情報、 3日本ヒューレット パッカード)
    エボラ、インフルエンザ等の人獣共通感染症ウイルスゲノムの方向性のある配列変化とその治療・診断薬デザインにおける意味

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