W-05: 核酸の制御系の進化と合成の分子生物学

8/20 14:10-16:10 会場:Room 5
企画者:金井 昭夫(慶應義塾大学)
使用言語:日本語

概要

    ゲノムの完全長塩基配列が多様な生物種で決定されたことで、特定の生命現象を担う遺伝子の相互比較が簡単に行なえる時代になった。ここで、遺伝情報の維持や発現に関与する核酸の制御系が如何に成立したかという問題は、進化学に於いても極めて中心的な議題である。一方、制御系を担う分子が明らかになったとすれば、それを人工的にデザインして新たな生命システムへと展開することが可能となる。本ワークショップでは、遺伝子発現系の要となる rRNAや tRNA、人工的な遺伝子発現系、人工キメラゲノム等において挑戦的な研究を展開してきた演者を迎えその最前線を議論する。
講演スケジュール 8/20 14:10-16:10 Room5
  • 14:10-14:34 板谷光泰 (慶應大・先端生命研)
    合理的なゲノムデザインに向けて
  • 14:34-14:58 梅野大輔 (千葉大院・工)
    遺伝子発現制御系とその集積回路の進化分子工学
  • 14:58-15:22 ◯藤田祥彦、齊藤博英(京大、iPS細胞研究所)
    人工RNAシステムを利用した遺伝子操作と細胞運命制御
  • 15:22-15:46 宮崎健太郎 (産業技術総合研究所)
    リボソーム改変によるバクテリア細胞工学
  • 15:46-16:10 金井昭夫 (慶應大・先端生命研)
    真核生物におけるVアーム含有型の変則的tRNAの進化

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