ショウジョウバエのオスとメスを見分けるためには、
腹部の末端を観察することが必要です。
ショウジョウバエの腹部の末端には外部生殖器と呼ばれる
生殖にかかわる器官があるのでオスとメスでは異なる構造になっています。

■オスの外部生殖器
オスには、把握片と呼ばれるアーチ型の構造がありそこに短い剛毛の列があります。
また、中体と呼ばれる突起が外部に出ている場合もあります。


■メスの外部生殖器
メスには、産卵管と呼ばれる半円形、またはた三角形に近い形器官を持っています

このようにオスとメスでは腹部末端の構造が異なるので 実体顕微鏡を高倍率にして観察すると
簡単に見分けることができます。 ※種によってはオスの腹部の末端が黒いという特徴をもっていたりしますが
そうでない種もいるので外部生殖器で見分けることが一番確実で簡単な方法だと思われます。