トラップ法は、餌を使いショウジョウバエをに匂いでひきつけて集める方法です。
今までに様々なタイプのトラップが考案されてきましたが、
ここでは比較的つくりやすく、さまざまな種を集めることができる
バナナトラップでの採集方法をご紹介します。
・バナナ(2本) ・ドライイースト(小さじ1弱) ・空の牛乳パック ・ラップ ・スズランテープ(30センチほど) ・捕虫網または、ビニール袋 ・ハエ保存用のビン(プラスチック容器でも大丈夫)
・吸虫管(作り方はこちら)
バナナを皮ごと3センチ間隔で切り、容器に入れ手でつぶします。
ある程度バナナがつぶれたら、ドライイーストをふりかけ、よくまぜあわせます。
ラップをかけ、1時間ほどおくとトラップ用の餌の完成です。
牛乳パックの先端を斜めに切り離し反対側も切り込みを入れ
上部を写真のようにテープでとめます。
牛乳パックの真ん中より少し下に穴を開けスズランテープを通します、
先ほどつくった餌を牛乳パックに入れたらバナナトラップの完成です。
雑木林や公園などで直射日光があまりあたらず湿り気のある場所がを探します。
設置場所を決めたらスズランテープを木の枝などに巻き付け トラップを1晩放置します。
※家の中や庭、ベランダに置いてもショウジョウバエはとれます。
吸虫管と捕虫網を持ってトラップに入ったショウジョウバエを回収しにいきます。
回収しにいく時間帯は、午前中の早い時間か夕方がよくとれます。
トラップの入り口に静かに捕虫網を、おおいかぶせてトラップの底の方を
軽くトントンと叩きます。
(トラップに入っていたハエが驚いてトラップから出てきます)
素早く捕虫網をトラップからはずし、中の虫を吸虫管を使って保存用のビンにうつします。
はじめは肉眼でショウジョウバエかを見分けるのは難しいので
採集したあとに顕微鏡を使ってショウジョウバエかを見分ければ大丈夫です。