ショウジョウバエ進化多様性の集い

開催報告

昨今の新型コロナウイルスの状況を鑑みて、Zoom および SpatialChat を用いたオンライン開催 で行いました。 講演会では本年度より東京都立大学客員研究員になられた初見眞知子先生と和多田正義先生をお呼びし、非モデルショウジョウバエを用いた研究についてご紹介していただきました。 懇談会ではショウジョウバエや研究生活に関するトークテーマを設け、参加者同士が立食パーティーのように気軽に意見交換のできる場を提供しました。 講演会は両日40-50名、懇談会は30名ほどの参加者が集まり、非モデルショウジョウバエ研究に関する議論や交流が活発に行われました。

開催趣旨

近年、様々な研究分野において、モデル生物として広く知られるキイロショウジョウバエだけではなく、多様な非モデルショウジョウバエ種が脚光を浴びています。 一口に研究室で維持されている種といっても、原産地域の生息環境はそれぞれ大きく異なり、特性や飼育・実験方法もまさに『十蝿十色』と言えるでしょう。 一方で、種間で共通点もあるため、別種から研究をより良くするヒントが得られることもあるのではないでしょうか。

本会は、講演会と懇談会で構成されており、両方を通じて進化学やショウジョウバエに興味のある方の交流を目的とします。 講演会では、長年非モデル種を用いて研究されてきた初見眞知子先生と和多田正義先生をお呼びし、非モデル種を扱う利点やこれまで得られた知見に加え、研究生活における苦楽などのお話を伺います。 懇談会では、様々な種類のショウジョウバエに興味のある学生や若手研究者同士が、ハエや研究生活に関するトークテーマについて話すフランクな場を提供します。 募集したテーマごとに交流ルームを作り、一定時間でテーマを変更しながら様々な方と交流していただく予定です。

今回での新たな出会いをきっかけに、参加者の今後の研究生活がより一層充実したものになることを目指しています。(プログラムより抜粋)

当日のプログラム

  • 懇談会:8 月 15 日(日)18:00–20:00 (会場:SpatialChat)
  • 講演会1日目:8 月 18 日(水)11:30–12:30 (会場:Zoom)
  • 初見眞知子先生(元島根大学准教授・現東京都立大学 客員研究員)

    「テングショウジョウバエとアカショウジョウジョウバエの雑種雄不妊の細胞学的分析」

  • 講演会2日目:8 月 19 日(木)11:30–12:30 (会場:Zoom)
  • 和多田正義先生(愛媛大学名誉教授・東京都立大学 客員研究員)

    「小笠原諸島のショウジョウバエの分布と遺伝学的研究」

本会に関するお問い合わせは下記のアドレスまでお願いします。

tmuevolgenアットマークgmail.com

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