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[P-021]共生バクテリアによるヒメハダニ科Brevipalpus californicusの性比異常

発表者(所属) 千吉良敦史(広島大学・生物圏科学)・三浦一芸(近中四農研、広島大学・生物圏科学)
要旨 Brevipalpus californicus Banksは,世界各地でミカン科,ラン科など多様な作物を加害する微小な植食のダニである.そして,近縁なB. phoenicis ,B. obovatusなどと同様に産雌単為生殖により繁殖する.最近,ミナミヒメハダニB.phoenicisがn=2の単数体であることを示し,この産雌単為生殖が単数体の遺伝的雄を雌化するCFBグループに属する共生バクテリアの感染により引き起こされていることが報告された(Weeks et al., 2001).しかし,オンシツヒメハダニの産雌単為生殖が引き起こされる原因についてはほとんどわかっていない.そこで,本講演では,共生バクテリアがオンシツヒメハダニに感染し,産雌単為生殖に影響を及ぼしている事を示す.さらに,生活史形質に与える共生バクテリアの影響を調査した結果を報告する.



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