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[P-137]マウスを『データ構造』として利用する

発表者(所属) 武田裕彦(九州大学理学部生物学科数理生物学講座)
要旨 脊椎動物の免疫系を扱う際に、<与えられた初期条件>としての脊椎動物の体制を ”データ構造”として記述することを試みます。トランスジェニックマウスなどの遺伝子操作においては遺伝子挿入、欠失などの操作の対象として DNA 配列がそのまま”データ構造”として現れますが、ここでは免疫系を扱う際に使用する要素技術:組織培養法、養子移入法などの操作を仮定してこれに親和性のある”反応容器 - 非理想気体”系として”データ構造”を定義することを考え、3群4枚の組み合せ数理モデルの設計問題として定式化します。”反応容器”として原腸陥入 - 骨リモデリング系の数理モデルを2群2枚として準備し、”非理想気体”として胸腺教育 - 抗原応答制御系の数理モデルを1群2枚として免疫系の”データ構造”を実装します。これに基づいてたくさんの観測点による高速3次元可視化を行い、多階層に亘る知見を総合、病気を再現します。



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