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[2G1] パラサイト・エスケープ
病原体の進化と分子疫学

種別 ワークショップ
提案者 佐々木顕(九大・院理)
趣旨 伝染病の予防・根絶と治療を目指す人類の試みは、病原体の進化によってしばしば頓挫してきた。インフルエンザやエイズウイルスに対するワクチン開発が困難なのは、そのエピトープが急速に予測不可能な方向に進化するためであるし、抗生物質や抗ウイルス剤の投与は短期間にうちに薬剤抵抗性を進化させ、異なる薬剤の併用は多剤耐性菌を進化させる。これらの困難を克服するためには、病原体の進化の方向性を見極める分子疫学理論の開発と実証研究が不可欠である。

本ワークショップでは、ポリオ根絶計画とワクチン由来株の出現、HIVの宿主体内におけるエスケープ、マラリア原虫の抗原エピトープ多型と進化、インフルエンザの抗原連続変異/不連続変異など、伝染病の予防と根絶政策の前にたちはだかる「病原体の進化と多様性」の実態解明に焦点をあてた講演をつうじて、パラサイトの進化ダイナミックスの理解と「進化を見越した防除」の方向性について探る。

予定講演者の氏名、所属、タイトル




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