種別 講義 講師 田辺力(徳島県立博物館)
三中信宏(農業環境技術研究所)趣旨 幾何学的形態測定学では,標識点座標の組によって代表されるかたちの幾何学的変換に対する不変量(シェイプ)の性質を論じる.アフィン変換はかたちの大域的な線形変換(拡大・縮小・傾斜)をあらわす.そして,アフィン変換の結果は歪みテンソルとして数値化される.しかし,形状に関わる局所的な変形は非アフィン変換によってはじめて視覚化される.この非線形変形は薄板スプライン関数を用いて,形態間の仮想変形として近似される.この変形に伴う屈曲エネルギーは非アフィン変換によって生じ,その仮想屈曲を固有値分解することにより,非アフィン変形は互いに直交する変形成分(主歪み)に分割される.百聞は一見にしかず――この講義では,パソコンを用いたデモンストレーションといくつかの事例を通して、できるだけ視覚的かつ実習的に話を進める予定である.
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