[戻る]

[3D2] 森林の分子生態学

種別 シンポジウム
提案者 陶山佳久(東北大院・農)、舘田英典(九大院・理)
趣旨 近年の分子生物学的分析技術の急速な進歩に支えられ、現在では様々な生物集団について比較的容易にDNAレベルの情報を得ることができるようになってきた。例えば個体間の遺伝的な違いや、花粉・種子による遺伝子の動き、集団内の遺伝的構造、集団間・種間の分化の程度などを高い精度で検出することができるようになってきたのである。すでに「分子マーカーを使ってみました」という時代は終わり、現在では様々な生態学的・進化学的仮説の検証や、従来測定不可能と考えられていたデータの実測が行われるようになってきた。そこで本シンポジウムでは、森林植物の研究にいち早く分子マーカーを取り入れてこの分野の第一線で活躍している講演者を招き、「ここまで進んだ森林分子生態学」を概観したいと考えている。分子生物学的な分析技術のノウハウから、その応用方法、個々の研究対象・データ自体のおもしろさに至るまで、得るものの多い機会になることを目指し、我が国におけるこの分野の研究を発展させるきっかけにしたいと考えている。

予定講演者の氏名、所属、タイトル




戻る