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[3G4] トランスポゾンと宿主の関わり

種別 ワークショップ
提案者 仁田坂英二(九大院理)、古賀章彦(名大院理)
趣旨 トランスポゾンはほとんど全ての生物に存在しているが、多くは既存の遺伝子機能を破壊するために宿主に対して有害だと考えられる。また、様々な生命現象に関与することが明らかになってきたRNA干渉も、本来はトランスポゾン等、多コピー存在する寄生DNAへの宿主側の対抗手段の一つであると言われている。逆に、宿主がトランスポゾンを積極的に利用している例はまだ数は少ないものの見つかってきている。 本ワークショップではトランスポゾンが宿主の進化に対してどのような影響を与えているか考えるための素材となるような話題を提供したい。提案者の1人である仁田坂は、アサガオで主に突然変異を誘発しているトランスポゾンであるTpn1 ファミリーのほとんどのコピーは内部にアサガオの遺伝子を持った不思議な構造を持つことを見いだしており、アサガオ類の進化に対する影響について講演する。また、古賀は、脊椎動物ではDNA型トランスポゾンがほとんど崩壊してしま っているという状況で、転移活性のあるものをメダカで同定しており、転移機 構とともに突然変異源としての役割も研究している。他にも、様々な生物種のトランスポゾンと宿主の関わりや、トランスポゾン自身の進化に関する話題を広く公募する。

予定講演者の氏名、所属、タイトル




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