S-05: 博物館が拓く進化史学の現在

8/22 9:00-12:00 会場:Room 1
企画者:遠藤秀紀(東京大学)
使用言語:日本語

概要

    比較・総合を旨とする科学哲学は、博物館そして自然誌学を育み、進化史研究に貢献してきた。ときにそれは自然現象に対するマクロ的視野を養い、還元主義と異なる角度から進化史の全体性を論議している。今日、博物館が関連をもつ進化学は、具体的にどのように展開しているのだろうか。研究対象にとらわれることなく、標本、ナチュラルヒストリー、比較・総合を切り口に、進化史研究のいまを論じる。
講演スケジュール 8/22 9:00-12:00 Room1
  • 9:00-9:05 導入
  • 9:05-9:40 甲能直樹(国立科学博物館・地学研究部、筑波大院・生命環境科学)
    100年のコレク ションが語るデスモスチルス(アフリカ獣類)の歯の形の意味
  • 9:40-10:15 佐々木猛智(東京大学総合研究博物館)
    進化史学における博物館の役割:標本に基 づく研究の新しい展開
  • 10:25-11:00 篠原現人(国立科学博物館動物研究部)
    魚類標本は語り、そして異分野をつなぐ
  • 11:00-11:35 長谷川政美(復旦大学生命科学学院)
    博物館試料と古代DNA解析
  • 11:35-12:00 総合討論


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