W-07: 性行動・社会行動の神経・内分泌・分子基盤からその進化機構を考える

8/20 14:10-16:10 会場:Room 7
企画者:岡田泰和(東京大学)・石川由希(名古屋大学)
使用言語:日本語

概要

    動物の行動は可塑的であると同時に,ある種を特徴づけるのに有用な形質のひとつである.特に性行動や社会行動の多くは種特異性を示し,この特異性が生殖隔離やさらなる形態進化の一因となっている.性行動や社会行動がどのように進化・多様化したのかを明らかにするには,行動の基盤となる分子・生理機構の理解が不可欠である.本ワークショップでは,鳥類,魚類,昆虫類における性行動や社会行動の神経・内分 泌・分子遺伝基盤を紹介しながら,どのような行動基盤の変化がこれらの進化をもたらしたのかを考えたい.
講演スケジュール
  • 14:10-14:30 岡田泰和(東大・総合文化)
    カースト特異的遺伝子の異時的発現が駆動する社会形態の進化
  • 14:30-14:50小林靖尚(岡山大学 理学部附属臨海実験所/共同利用拠点(UMI))
    性を換える魚の生理学的研究
  • 14:50-15:10 ◯戸張靖子1、筒井和義2(1東大・院総合文化、2早大・教育)
    鳥類ウズラにおける社会的な刺激への行動と生殖内分泌応答のメカニズム
  • 15:10-15:30 ◯小橋 常彦1,2、Bruce A. Carlson2(1名大・院理 2ワシントン大・生物)
    弱電気魚におけるコミュニケーション信号の時間構造を分析する神経回路機構とそ の進化
  • 15:30-15:50 ◯石川由希1、上川内あづさ1、山元大輔2(1名大・院理、2東北大・生命理学)
    異性への「好み」の急速な進化をもたらす神経基盤

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