W-15: 「飼う!」進化学

8/21 14:10-16:10 会場:Room 7
企画者:石川麻乃(国立遺伝学研究所)・大島一正(京都府立大)
使用言語:日本語

概要

    生物が地球上のあまねく環境で見せる多種多様な形質は、長らく進化生物学者の興味を引いてきた。近年の次世代シークエンサーやゲノム編集技術の発展は、このような野生生物における摩訶不思議な形質の創出機構に、遺伝的変異や発生生理機構の改変といった切り口を与えてくれている。しかし、いくら解析技術が進歩しようとも、やはり大きな壁として立ちはだかるのが「飼えない、採れない、見つからない」といった得体の知れない生物特有の事情である。そこで本ワークショップでは、さまざまな野外環境から野生生物を採取し、「飼ってみる」段階までたどり着いて初めて見えてきた研究成果を聞きながら、「飼う」という非常に素朴なプロセスの重要性と、その先に広がる多様性生物学の可能性を議論したい。
講演スケジュール 14:10-16:10 Room7
  • 14:10-14:15 企画説明
  • 14:15-14:35 大島一正(京都府立大)
    飼えない虫を累代飼育する:リーフマイナーとアメンボを例に
  • 14:35-14:55 宮本教生(海洋研究開発機構)
    『飼う!』深海生物学
  • 14:55-15:15 ◯石川麻乃1、北野潤1(国立遺伝学研究所)
    DHAが担う新規環境への適応放散
  • 15:15-15:35 ◯古賀皓之1、塚谷裕一1(東京大学)
    水草の可塑的な葉の形態形成機構にせまる
  • 15:35-15:55 中井亮佑(国立遺伝学研究所・日本学術振興会特別研究員)
    極小細菌から探る微生物の進化
  • 15:55-16:10 総合討論

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