W-16: 共生—進化—発生

8/21 16:30-18:30 会場:Room 5
企画者:松浦 優(北大・地環研)菊池 義智(産総研・生物プロセス)
使用言語:日本語

概要

    この世界は共生に満ちあふれている。中でも微生物を体に取り込み自らが持たない新規代謝系をまるごと獲得する「内部共生」は、動植物の進化において極めて重要な役割を果たして来た。このように、共生微生物から多分な恩恵を受けとる宿主には、多くの場合微生物を保持するための細胞や器官といった特殊な形質が進化している。本ワークショップでは、昆虫や植物が獲得した共生細胞や器官、またその形成機構に焦点をあて、共生の進化を発生の観点から理解することを提案する。この分野の勃興を目指す新進気鋭の研究者たちを演者に迎え、最新の成果を共有するとともに、今後の展開を議論したい。
講演スケジュール 8/21 16:30-18:30 Room5
  • 16:30-16:35 イントロダクション
  • 16:35-17:00松浦 優 (北大・地環研)
    Hox遺伝子が司る共生器官の発生 –ナガカメムシにおける菌細胞の進化−
  • 17:00-17:25菊池 義智(産総研・北海道センター)
    微生物が引き起こす昆虫消化管のダイナミックな形態変化
  • 17:25-17:50 ◯寿崎拓哉1、川口正代司2(1筑波大・生命環境、2基生研・共生システム)
    根粒形成に着目したマメ科植物-根粒菌の共生メカニズム
  • 17:50-18:15小八重 善裕(北農研)
    アーバスキュラー菌根共生の進化‒細胞生物学的視点から
  • 18:15-18:30 討論・総括

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