進化学夏の学校 9月6日(日)
テーマ:機能ゲノミクスからせまる進化学研究
趣旨
次世代シークエンサーによる全ゲノムや全トランスクリプトーム解読の敷居が下がった昨今,進化学研究は新たな局面を迎えている.むしろ簡単に情報が得られてしまうが故に,まずどのような現象に着目し,大規模配列データを取得するのか,そしてそこからどのように重要な情報を抽出し,機能解析をおこなうのか,研究者の手腕が以前にも増して問われている.今回の進化学夏の学校では,注目を集める研究分野で,情報の波に呑まれることなく目覚ましい成果を挙げている気鋭の若手研究者に講演していただく.霊長類・共生細菌・植物という様々な分類群での最先端の研究に触れることで,ゲノミクスから機能解析へといかに立ち向かうか,その荒波を乗りこなす力を養いたい.
世話人:松浦 優(琉球大学),松波 雅俊(琉球大学),石川 麻乃(国立遺伝学研究所)
会場:Zoom等(
大会参加者のみ閲覧可能です.詳細は後日案内します.)
講演(13:00~15:00)
13:00~13:40 鈴木 郁夫(東京大学・理学系研究科)
「脳発達から人間性の起原を探る」
13:40~14:20 春本 敏之(京都大学・白眉センター)
「昆虫の共生細菌がつくるオスだけを殺す毒素の発見と機能の解明」
14:20~15:00 内藤 健(農業・食品産業技術総合研究機構・遺伝資源センター)
「ナノポアと放射線でベールを剥ぐ。Vigna属耐塩性進化の多様性と可能性」
※講演の録画,撮影,複製は禁止です.
・録画公開は行いません.
・質問は,講義の後に直接質問していただく以外に,Zoomのチャットや,講師ごとに分かれたQ&Aセッションでもお受けします(詳細は,当日ご案内します).
・講演終了後,18:00~20:00に懇親会を開催します.