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[P-140]カイコ(Bombyx mori)で新に碓認されたMITE様トランスポゾンOrgandyの特性

発表者(所属) 行弘研司・河本夏雄(生物研)
要旨 高度に家畜化された昆虫であるカイコ(Bombyx mori)のゲノムサイズは580Mbpと推定され、多くのトランスポゾンが含むと考えられる。例えば、レトロポゾンBm1のコピー数は20,000に達し、MLE(Mariner-Like Element)は6種知られている。演者らは真皮細胞への尿酸蓄積が抑えられる油蚕(あぶらこ)突然変異ogtの原因であるトランスポゾンOrgandy(約500bp)を発見した。OrgandyはTAAまたはTTAのTSD(Target Site Duplication)を生じることよりトウモロコシのMITE (Miniature Inverted-repeat Transposable Element )のtouristと関連を示した。本発表では、カイコの系統間、祖先型であるクワコ(B. mandarina)とカイコ間でのOrgandyのサイズの変異とともに挿入の多型についても報告する。



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