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シンポジウム

シンポジウム 3

題 名:ビッグデータから探る生物多様性と進化:国立沖縄自然史博物館の設立に向けて
企画者:長谷川眞理子 (総合研究大学院大学)
概 要:
科学博物館や自然史博物館には、自然界に存在する生物・無生物に関する大量のデータが蓄積されている。外に見えている展示物はそのごく一部に過ぎず、研究における博物館の使命は、収蔵されている全データを活用して新たな研究成果に結びつけることだ。博物館は、これまでに、標本を通じて生物多様性とそれを生み出した進化の研究にも、もちろん、大きな役割を果たしてきた。これからは、さらに収蔵品に関するあらゆるデータを、DNAデータベースに蓄積されている大量の塩基配列データはもとより、気象や地質など地理的データ,その他のデータとも組み合わせてビッグデータ解析することにより、新たな研究の展望を生み出すことができるのではないだろうか? 本シンポジウムでは、一般的に博物館が進化と生物多様性の解明にどのように貢献してきたかを振り返るとともに、ビッグデータの解析という新たな観点から、博物館の将来を考え、新たに計画されている国立沖縄自然史博物館構想についてみんなで議論する場としたい。

長谷川眞理子(総研大)
「シンポジウムの趣旨説明と総括」
神保宇嗣(科博、動物)
「GBIFの紹介と、その標本データベースを活用した研究紹介」
倉林敦(長浜バイオ大)
「ゲノムや環境DNAビッグデータを活用した両生類・爬虫類の研究」
村上哲明(都立大)
「ウェブ上のDNA情報と写真情報を活用した日本産キノコの種多様性と進化の研究」
岩崎貴也(お茶大)
「神奈川県の標本データと気象データ、土地利用データを活用した生物間相互作用の研究」
仲里猛留(ライフサイエンス統合データベースセンター)
「DNAデータ、生物多様性データの現状とさらなる活用のための課題」
岸本健雄(国立沖縄自然史博物館準備委員会・代表)
「国立沖縄自然史博物館の設立に向けた現在の状況紹介」

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